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■2015年冬号
世界で一番貧しい大統領のスピーチ
3年前、環境が悪化した地球の未来について国際会議が開かれました。人類がこの先地球の自然とどう関わり、世界から貧困を失くすにはどうすれば良いかというテーマでした。そこでスピーチしたウルグアイのムヒカ大統領をご存知ですか? 給与の8割を社会福祉に寄付し、大統領公邸には住まず月約10万円で質素に暮らした人物。私はインターネットで彼のスピーチを聞いた時、とても感銘を受けました。もうこれ以上便利にならなくてもいい、これ以上発展しなくてもいい、もっと人間らしい暮らしが必要なのではないかとずっと思ってきたので「我が意を得たり」という感じでした。
そのスピーチは、私たちは発展するためにこの世に生まれたのではなく、幸せになるために生まれてきたのだというもの。貧富の拡大、石油の枯渇、水不足、森林の減少、温暖化など環境の悪化を危惧する一方で、もっと便利に、もっと豊かにという更なる裕福な社会を望んでいけば、問題は何も解決しない。世界中が先進国になり70億もの全人類が豊かになって大量消費をしようものなら、地球資源は壊滅し汚染も極限に達します。今直面しているのは地球環境の危機というより、私たちの生き方の危機であると。企業は大量消費させるために競い、人は消費するために忙しく働いて、人生の最後に幸せだったと言えるのかどうか。今までとは違うより良い生き方を考え直す時が来ている、と提唱したのです。この演説が終わると拍手が鳴りやまなかったといいます。
私たちにとって本当に大切なのはモノではなく、友だちや家族などやはり人ですよね。幸せとは心の安らぎ。幸せを阻害する発展ではなく、人に幸せをもたらす発展とは。それが叶えば、持続可能な社会も実現することでしょう。
ネフェール代表
■2015年秋号
自分に向き合う
もう30年以上前、私は大阪の大学を卒業した後、親に大反対されながらメイクの道をめざして東京に出てきました。ボロ屋に住みました。住所はなんと青山1丁目でしたが!風呂なし、電話なし、洗濯機なしの下宿で家賃は2万2千円。毎朝慣れないお弁当作りをして青山の筆耕会社でアルバイトをしながらメイクスクールへ通い、300円以上のものは高くて買えないという生活でした。
今思えば、苦労というより良い思い出で楽しく語れます。目標があって希望に燃えていたから、何も苦ではなかったと思います。若いってスゴイな〜。あれから歳を重ねいつの間にか50代半ば。人生ホントにいろいろな事が起きます。でもそれから逃げていたら、その時はやり過ごせたとしても、また同じような事が・・・の繰り返し。自分をごまかさないでその事にきちんと向き合って克服して成長していかないと、神様はいつまでも問題提起をして教えてくれます。人生、修行とはよくいったもので。
でも、私たちは人生を楽しむために生まれてきたはず。そのために大切なことは何でしょう?今、地球は大変換期で、多くの人が無意識に本当の幸せ、愛への大変化をしようとしている時だと巷でいわれています。こんな時代は変化に抵抗して古いものにしがみついていると、生活にいろいろな問題が起きてくる、と。そんなサインが表れないようにするには「自分を大切にする」ことだそうです。自己否定していないか、仕事のため、家族のため、人のために自分を犠牲にしていないか、心が喜ぶ事をしているか。若い頃と同じようにはいかないけれど、自分のやりたい事にフォーカスしてワクワク感を忘れないようにしたい。何かギクシャクしていると感じたら、自分にしっかりと向き合って心の声を聞きましょう。ご自分を大切に!
ネフェール代表
■2015年夏号
幸せに導く日常の心がけ
中村天風という人物をご存知ですか? 明治から昭和にかけて活躍した思想家、実業家で日本初のヨガ行者。天風会を創始し心身統一法を広めた方で、松下幸之助や稲盛和夫も師事したという人物です。天風氏の本を読んでいると、立派な方なのにとても気さくな感じで私はとても好きなのです。
人間の根本的なところを突いている名語録がたくさんありますが、とてもシンプルな言葉ばかりで、ポンッと腑に落ちるのです。天風氏が提唱した「日常の心得」をいくつかご紹介しますね。
いかがですか。何だか心身元気になるような感じがしませんか?
あと、私が実践しているのはクンバハカ法です。体調が優れなかったり、ポジティブでない自分にある時など、これを実行します。
これらの心得は、自分を幸せに導くこととなるでしょう。忙しい毎日でも、ちょっとした心がけを忘れないようにしましょうね!
ネフェール代表
■2015年春号
メイクの流行とあなた
メイクは、ファッションなので流行があります。それには短い小さな流行と大きなモードの流れがあり、今その大きな流れが変わろうとしています。それは眉です。細めの上がり眉から、太めの平行眉に変わりつつあります。それと同時に、ヘアも茶髪から黒髪へと変化していますね。
ファッションの流行の長いスパンは15〜20年。細眉や茶髪は1990年代後半に流行し始めました。その頃までの写真を見ると、眉がやたら太くて何だか古い感じがしましたが、また戻って来たわけですね。太眉と黒髪は景気回復の時代でしたから、もしかしたら景気が良くなるかも!? ぜひ、そうあって欲しいですね!!
そこで、流行をすぐに取り入れて楽しんだ若い頃とは違って、私たちはどうすれば良いのでしょう。もちろん年齢に関係なくトレンドを追って若々しく!というのもありですが、ある程度自分のスタイルができ上がっていれば、その上で古い感じにならないように少しトレンドを意識していきましょう。もう細い上がり眉は古くさい印象になってしまいます。細くない眉、あまり角度をつけ過ぎない眉になるよう、眉毛を生やしてメイクをしていってくださいね。
さて、ちょっとお知らせがあります。私、改名いたします! といっても、音は変わらず文字だけですが。木乃美から→幸ノ美へ。長年連れ添った本名はちょっと横に置いておいて、心機一転、新しい名前で進んでまいります。この名前にはある想いを込めています。美には人を幸せにするパワーがあります。スキンケアで肌が美しく整えられ、メイクでよりキレイになることで、内面も充実して女性は内側からも輝きを放ちます。一人でも多くの人が幸せな人生を送れるよう、美しい幸せをつくるビューティーコンシェルジュでありたいと思います。自分のなりたい貴女になれますように。
ネフェール代表